5.23.2012

美しい 世界/花と蝶

新緑の季節

5月の挙式のお客さまにオーダーいただいて

アクセサリーを製作しました


はじめてアトリエのドアを開けてお会いしたとき

はっとするくらい綺麗な方で

まさに5月のあおあおとした植物の新芽のように

すっとして、気持ちのよい風が通り抜けるような

とても素敵な方でした


ドレスもシンプルでヘアもシンプル。
ネックレスもなし。
ということで少し華やかになるように、
ドレスの生地の雰囲気と合わせて
ピアスとイヤーカーフをお作りしました。 



腕には蝶がとまっているようにアームレットを



お揃いで彼の胸元にも


ブートニアの脇にさりげなく留めてもらいます



花はいつもそこで静かに咲いていて

鳥はいつもそこで聡明な声で鳴いていて

蝶もまたいつものごとく静かに美しく

そこで花から花へと、とんでゆきます

ひとつとして同じものはないのに

ひとつも調和していないものはなく

平和で晴れやかで美しい 世界




このアクセサリー達をつくっているときの気分は

まさにこんな空気がながれているようでした

挙式の日もどうか、

こんな一日になりますように



5.19.2012

popress

本日の北陸中日新聞内、popressで北陸の結婚事情についての
特集がされています。
この中でミニュイも取材していただいています。
写真を大きく載せていただいているのでぜひご覧になってみて下さい。

Web版もこちらからごらんいただけます。





ありがとうございました!

5.18.2012

ninigi

昨年末に金沢市民芸術村で行われた
小杉奈緒さんのLiveがyou tubeにアップされています。

ミニュイではこのライブと、このライブと
同時に発売されたアルバム「ninigi」の
小杉奈緒さんの衣装を製作させていただきました。

時間のない中、忙しいレコーディングの合間を縫って
何度も打ち合わせや仮縫いにアトリエまで足を運んでくれた奈緒さん。

彼女は月のようでもあり、太陽のようでもあり、
とても、とても美しいひとです。

そして彼女の唄はこころの奥の、一番深いところに流れる
岩清水をすくって、みせてくれるような、
喉を潤してくれるような、そんな気がします。

(個人的にはこのライブにコーラスで入っていた、たちなみえみさん
もかなり良くて、この日一気にファンになってしまいました)





この夜、この場所は
奈緒さんも、お客さんも、出演者の方も、スタッフの方も、
本当にあたたかくてやさしい空気に包まれていて
わたしは彼女がうたいだした最初の瞬間から最後まで、
どうしても涙を止めることが出来なくて、
今、この動画を見ているだけでも涙が出そうになります。

彼女の想い、お父さんの想い、彼女のことを想うすべての
人の心がつまった夜でした。

奈緒ちゃん、ありがとう。


5.09.2012

秘密はそっとここにある


今現在、2つのプロジェクトを進めています…

ひとつはミニュイとしてのプロジェクト。

もうひとつはウェディングの他の分野のプロフェッショナル
とのプロジェクト。

少し前から少しずつ、少しずつ進めて来たものなのですが
もうどちらもすごく良い!と自分では思っていて
はやく世の中に出してあげたくて
ウズウズ。ウズウズ。(でも手が追いつかない…)という感じです。

花はきっと蕾でいる間は養分を蓄えたり、エネルギーを溜めていて、
その長さに耐えた分、花が開いたときの美しさといったら、もう!
という感じなのですよね。
そういえば今アトリエに芍薬が咲いてますが、蕾がもうほんとに可愛くて。
毎日咲くのを楽しみにしている過程、まさにそんな感じでした。

プロジェクトの内容、もう少ししたらお知らせできると思います!
楽しみにしていてくださいね。


それにしても、ここしばらくは「自尊感情」というものについて
ずっとずっと考える機会がありました。

そして考えていて思ったことですが、
「ウェディング」というものは自分がどんなライフスタイルを送っているか、
もっといえばどんな人生を選んでいるかの縮図ではないか、と思いました。

お客様とお話をしていたりして、もちろん色々な理由で
100%なんでも思った通りに!とはいかないかもしれないけれど
例えばドレスを選ぶにしても金銭的なことが理由で
「これなら着れるかな」とか「これならまだマシ」という選び方はして欲しくない。
そういう言葉を聞くと本当に悲しくなります。

それは私はお金持ちじゃないからしょうがない、とかじゃなくて
会場やお仕事としてお2人をサポートする側がもっともっと
選択肢や自由度を高めていく必要もあると思うし、
花嫁さんも「しょうがない」と思うのではなく
自分にとって大切なものはきちんと大切だと認めて
行動としてあらわすことが大切なのではないかと思います。
それって「自尊感情」とつながっていると思うのです。
わたしはこれくらいだから、これくらいでいいとか
これくらいだからしょうがない、とかでなく、
自分を大切にあつかう。
それは「我」を通すこととも違う、「自尊感情」を高める、ということ。
それが結局はまわりも幸せにする、
ゲストの方も一番happyになれる方法なのではないかと思います。

なによりも、楽しくなければ意味がない。
準備の段階でとても負担に感じてしまって楽しめない花嫁さんは
意外に多くて、義務的になるのでもなく、
なにか困ったときは一歩ひいて他の方法を探してみるとか。
こうでなければならない、と思っているのは
意外と思い込みだったりします。

心をオープンにして、愛を込めて、楽しんで、当日が迎えられるといいですね。
そして本来はそうあって当然のものだと思います。
みんなにとって当たり前のことが自分にとって当たり前じゃなくても、
そう思うことは全然間違っていない。


日々なにかひとつ選ぶときにも
自分のために丁寧に、心をこめて選ぶ。
ということをしてみて欲しいと思います。
そしてそれはドレスを選ぶときも。
そのためにも、自分は何が好きなのか。
自分はどういう人間なのか。
誰かのためのものではなく、誰かによく思われるためでもなく、
自分は人より幸せだと見せつけるためでもなく、
自分のために、自分自身をみつける。
そしてうんと、大切にする。

毎日がどのように過ごせるかも、
大切な1日がどのように過ごせるかも、
そのひみつは同じところにあるのだと思います。

自由で、本当に2人らしくてみんながhappyになれる、
そんなウェディングがもっともっと増えますように!


5.02.2012

空気は14歳の少女

ゴールデンウィークですね

みなさまいかがお過ごしですか?

アトリエには新規のお客様もちらほらいらしていただき
その合間に作業という感じで絶賛バタバタしております。



大好きな文筆家の方が「空気は14歳の少女のような清さ」

という一文を書いてたことがあったっけ。

5月に入りまさにそんな空気、

緑がぴかぴかして、いきいきして、

もうここに存在していることが嬉しい!って言っているようで

世界は光に満ち満ちていて、

そんな気持ちのよい日が続いていて、
(今日は少し曇っていますけどね)

それだけで、とっても幸福な気分に包まれます。




さて、今年のゴールデンウィークも恒例の
金沢21世紀美術館でのイベント「GoldenまるびぃWeek」が開催されます。
そして恒例のアートzaマーケットに
顧問をしている、恒例のチクチク部で出店いたします。



そして恒例の、チクチク部は2日間だけの出店です。
3日・4日の両日、部員のみんなで
ゆるゆる、わいわい楽しく出店しております。

ただ、今回はいつもの物販だけでなく
ワークショップも行います!
ワークショップでは小さなお子さんでも参加していただける、ヘアゴム作りです。
たくさんある生地からお好きな柄を選んでいただいてつくります。
それじゃつまんないって人向けに
もう少し手を加えたバージョンのものもご用意しています。

チクチク部は発足から4年目に突入し、
部員も増えてもりもりパワーアップしているので
作品もきっとパワーアップしているはず。

お近くにお住まいの方はぜひぜひ遊びにいらしてください*