8.12.2012

roses

もうすぐ挙式を迎えるお客様

ヘッドドレスをオーダーいただきました


ミニュイのヘッドドレス"roses"

をシンプルなドレスに合わせてアレンジしました





シルクサテンとオーガンジーの花びらを重ねておつくりした
ローズ達に繊細なフランスのレース、デッドストックの中から
ヴィンテージのレース、ちょっと珍しいドットの生地、
リボンなどをミックスして大人の品の中に可愛いらしさを



はじめてメールをいただいたときから
とても丁寧な文章を送ってくださり、
実際にお会いするとその文章そのままのような
柔らかく優しい雰囲気の花嫁さんで
透明な空気にリボンをふわっと結んだような
可愛いらしさのある方でした


素敵なレストランでのご結婚式
夏のキラキラ輝く空の下
きっと笑顔が溢れるあたたかい1日になるんだろうと思います
そんな日に添える一束のローズ
ミニュイを選んでくださりありがとうございました


同じく、優しそうな柔らかい雰囲気の彼と
素敵な家庭を築かれてくださいね

8.06.2012

m/N

21世紀美術館のデザインギャラリーでおこなわれている
matohuの展示とデザイナー2人によるアーティストトークが行われたので
あわせて行ってきました。




(この、文字と光の造形美!)


ほんとうに行く価値のある、いい時間でした。


わたしは少しだけ、東京で仕事をしていた期間がありますが
ずっと金沢に帰って仕事をしたいと思っていて、
帰ってきて、今しているものづくりは東京にいては絶対に
できないと思っています。
その理由はなぜか、今までぼんやりしていたものが
はっきりとわかったような気がしました。


日常に溢れる、風の流れや、水の流れ、
空気のにおい、空の色、夜明けの星の輝き。
それはほんとうに美しい。
特別遠くにあるものではなく、そういう日々そこにあるものによって
こころを動かされ、そういう美しさを吸い込んで、
咀嚼して、形容して、あたらしいなにかをつくりだしたりしていて、
それが自分の五感とダイレクトに繋がって、とけあえる場所、
がここだったのではないかと。
(今のところ、ですけどね!)


あと、「待とう」という概念。
これ、ほんとうにいいなぁと思いました。

時間の経過、つみかさなり、単体ではできないこと。
そういうものがみせてくれる新しい発見や
そいうものを経たからこそ生まれる深い味わいや美しさ。


デザインギャラリーの展示の方は
何色ものシフォンのカーテンが空間をつくっていて
その色のかさねがほんとうに美しい!
重なりあったところにできる微妙な新しい色。
ふだん、わたしたちはそのシフォンのように
何枚ものフィルターを通してものを見ていて、
それをそうっと1枚ずつ開けていったときに
ものごとの本質がはっきりと、
静かにそこに居るのではないかと思います。




ファッションがすき、きらいに関わらず
楽しめる展示だと思います。



そして!
そのあとはNew Accidentではじまった鈴木さんの
「LIFE IS 滑稽」の展示へもいきました。




癒されたー。
ほんわか、かわいい時間でした!
初日だったので似顔絵も書いてもらいました☆

ものづくりは人となりをあらわす、と常々思ってますが
場所もきっとそうなのだと思いました。


この展示もそうですが、19日にはNew Accident/6EBP/FUDE UP NOTHING
の3つのお店すべてを使ったFDDというイベントが開かれるそうです。
このビルのお店すべて好きなんですが、そこにSKLOさんや
ASPARAくんやDAMBOさんも参加するのだとか!
pm9:00までやってるそうなのでこれは絶対にいきます。


たのしみ!

8.02.2012

8月ですね!

きゃー8月!

はやいです!!!

7月は一瞬で過ぎました。
忘却の彼方。

いつのまにか、過ぎ去ってしまわないように。
facebookのlecture du minuitのページに
森の中のけっこんしきの写真をアップしました。
facebookやってない方でも見られるはずなのでぜひご覧ください!
(ほんとうは別のカタチで写真をUPしたいのですが
時間がかかりそうなのでまずはfacebookでお許しください…)

森の中のけっこんしきphoto





写真はこのプロジェクトのメンバーの一人、
フォトグラファーooo(オー)のharumiさんが撮ってくださっています。
彼女は主にブライダルの写真を撮っているフリーランスの方ですが
本当に写真がすてきです。
撮られる側とのコミニュケーションづくりがとても上手で
それが写真にもあらわれています。
前撮りのフォトロケなんかもやってます。
とっても素敵な方ですよ!



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さて、話は変わりますが、
7月はもう、ほんとうに大変でした。
(7月、というよりここ数ヶ月のはなしなのですが)
忙しい、というのはこころをなくす、と書く。
と、言う事を知りましたが
ほんとうにそうで、

こころを使って、こころを使って、
わたし自身のこころが完全に疲れてしまいました。
(でも、ぜんぶ、自分のせいです。)

でも、なにやら話を聞いていると
7月はわりとそういう人が多かったようで、
もしかしたら地球全体がそんな時期だったのかもしれません。



ただ、ひとつ言えることは、それはものすごく尊い時間でした。

自分の思いグセ、自分がいかに利己的になっていたか、
そういうことに気づかされることがいくつもあって
いかに自分というものをこれまで無視してきたのか、
ということにもすごく気づかされました。

先日、もう本当に自分のこころがボロボロになっていることに気づいて
ひさしぶりにマッサージに行き、体を触ってもらってはじめて
びっくりするくらい
体がぎゅーっと力が入って固まっていたことに気づいて、
なんかもう申し訳ない気持ちと有り難さでいっぱいになりました。
そうやって全身に力が入った状態でふんばっていたら
利己的になるのも当たり前ですね。

やっぱり、変な力のはいっていない、いつもリラックスしていて
やわらかく、たおやかで、
瑞々しくて、
でも芯のあるひと、軸がぶれないひとというのは
とても魅力的で、わたしはそういうひとになりたいし、
そういうドレスをつくりたいと思います。

この7月の色々のおかげで、自分自身の幸せのカタチ、
というものはいったいなんなのか。
ということもはっきりとわかりました。

ずっと、長い時間をかけて外側を探してきたものは
内側にあることに気づきました。
なにを大切にしていきたいのか、ということですね。

気づいたら、ほんとうにドレスをつくることが楽しいし、
明日がくるのも、新しい人との出会いも、ほんとうに楽しい。

7月はほんとうに尊い時間でした。

8月も一瞬で過ぎ去りそうな気配ですが
大好きな9月がやってくるまで、8月を楽しみたいと思います。