4.27.2013

その本のページを開くと、あらわれる

 ヘッドドレスやアクセサリーをあたらしくつくりました。

布のアイテムはすべて手染めです。
素材はほとんどシルクを使っています。






 ある古い本の中に妖精が宿っていたら、彼女はきっとこんなのをつけてるだろう
という想像でつくったおはなのかんむり。














すずらんのラリエット




1本のワイヤーになっているので
手首に巻き付けたり、花冠にしたり、髪に編み込んだり。
使い方は自由です。








しろつめくさと忘れな草のイヤリング



この子のたたずまい、気に入ってます。
普段使いにも。









それと、インポートのパーツを使ってつくりました。
ヴィンテージっぽい風合いのイヤリングたち。









パールと珊瑚のイヤリング
イヤリングのパーツも貝(!)
マーメイドラインのドレスに合いそう。(そのまんま)







クラシックなビーズのパーツを使ったイヤリング。
生成りのドレスやヴィンテージの雰囲気のドレスに合います。







少しごつっとした
不揃いのパールがかわいいイヤリング&ネックレス。
ネックレスは長さも調節できます。
一般的なパールの「入学式のお母さん」みたいな雰囲気はないのに
クラシックでノーブル。



 すべてオーダー/レンタル可能です。
お問い合わせはlecture du minuitまで。




special thanks-----Izumi chan♡

4.26.2013

無限の色のドレス

ドレスをお作りさせていただいたお客様の
素敵な挙式のお写真をいただきました。

先日L.AのWayfarers Chapelで挙式されたお2人。

すごくすごく、すてきなお2人。

ドレスを作らせていただけたこと、
ミニュイを選んでくださったこと、
本当に光栄に思います。















はじめてアトリエに来てくださったときから
ふだん見ているものが少し、他の人とは違う方なんだろうな、と感じていました。

なんというか、
ただ日常をタイムラインの上に乗って過ごしているのではなく、
ちゃんと、意識的に、
自分たちの住みたい世界のものを「切り取って」いる方。
そこに意識を向けている方。

ただ、目の前に流れるものすべてに焦点を合わせていると世界は混沌としてしまう。
そこに流されるのでなく、自分の見たいチャンネルを自分で選び取って
チューニングできる方。

そんな花嫁さんとはたくさんお話をして、
彼女の言葉から、彼女が見ている世界にチューニングを合わせて
その中からどんなエキスをひっぱりだすか。
そしてそれをミニュイの世界の中でどう遊ばせるか。
そんなことを考えながら製作しました。

シンプルに着心地を重視して、
少しだけ遊び心をいれて、
シルエットは体のラインが美しく見えるよう何度も微調整をし、
とにかく花嫁さんが持つ美しさを引き立てるようなドレスに。
近くで見ると異素材の切り替えになっています。
風が吹くと、美しく生地が揺れるように軽いシルクを選びました。














彼女はポケットの中にどんな色にも変化するような
小さな石のカケラをたくさん隠し持っているような方で
それを外に出すたびに化学反応を起こして
無限の色に変化させていく魅力を持った方だと思いました。

そのカケラを逃さずに映し出してくれる
キャンバスのようであり
それ自体もこっそりと 色を隠し持っているような
広がりと可能性を含んだドレスをおつくりしました。

彼女の持つたくさんの魅力のカケラと化学反応して
あたらしい、美しい色の光が溢れるように。














love











4.16.2013

blanc

アトリエのある鞍月舎の1階に入っているキリモトさんで
有田焼のjiconという器の展示をしていたので見に行ってきました。







伝統工芸だけどなんだか新鮮な空気。
長い時間の経過がつくってきた「伝統」もとても大切だけど
それを頑なに守るだけじゃなく、今の空気にふわりとのせてみる。
「伝統」自体もそうやって長い時間にいろんな形に変化して、
今に成っているのでは、と思います。


あたたかみのある白の器の外淵だけに色が入ってるシリーズがすきでした。
和食にも洋食にも合いそう。


手のひらサイズのデザート皿を連れてかえりました。
こんぺいとう、とかいれたら可愛いな。




ふと気づくと、どうやら白い器が好きみたいです。
作家さんのものから、大量生産のプロダクトまで。








アスティエの白はアクセサリーも見え方が変わる。








白が見せる表情って無限にあるのかもしれない。

4.03.2013

2nd anniversary

はやいもので
lecture du minuitはこの春で2歳のお誕生日を迎えました。

3年目の春です。

毎日アトリエまで通う道のりの間にある兼六園の桜もピンクに色づきはじめました。

毎年、毎年、桜は変わらず美しいけれど
こころへの映り方は毎年、毎年ぜんぜん違っていて
数年前、東横線の電車から見ていた
目黒川の桜の景色も思い出したりなんかして
彼女の美しさは普遍的だけれど
映る色は相対的なものだなぁとしみじみ思っています。

2年間はほんとうにあっという間で
カラフルで
宝石のような出会いに満ちていて
ほんとうにすばらしい時間でした。

今年はいったい、どんな色のミニュイになるのでしょうか。

ほんとうに、ほんとうに、たくさんの人に支えられてミニュイは存在しています。

ほんとうに、ほんとうに、たくさんの愛でミニュイは出来ています。

わたしの持っている手で

たくさんの愛を

与えてもらっている以上に

世界に返していけますように。

3年目のlecture du minuitもどうぞよろしくお願いいたします。






saya