6.13.2013

Sweet Wedding

旅ブログ、読んでくださった方々ありがとうございました。

見て、感じて、聞いて、吸い込んできたいろんなものをエネルギーにして、
また少しでもなにかいいものを発信しようと思います。



ということでギリギリの告知になってしまいましたが
6/22、23の2日間ウェディングのフェアに参加します。
わたしもはじめて一緒にやらせていただく方々ばかりなので楽しみです。

ミニュイはドレス、小物の展示を行います。
わたしも両日ともいますので、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてください。


Sweet Wedding
6.22(sat) - 23(sun)11:00~19:00
at JOINING




6.12.2013

voyage...fin

アントワープ2日目。朝。

さむい。

信じられないくらい、さむい。


とうとう、持ってきた服では対応できなくなって友人にニット貸してと言ったら
クリスチャンのセーターを貸してくれました。
思いがけずクリスチャンの服が着れた!うれしい!

午前中、ヨガに行こうかとも言ってたけど結局コーヒーを飲んで
買い物に行くことに。
旅先でヨガのクラスに参加するっていうのもなかなかない経験ですよね。。



いい感じのカフェ。
コーヒー美味しかった。


この日、アントワープではお祭りをやっていたようで
街中がすごい人でにぎわってました。


ベルギー人のこのゆるさがなんとも…
至る所で昼間から酒盛りしてました。(仕事しながら)


途中ふらりと入ったこのお店かわいかったな♡


ムッシュトモがアントワープ1美味しいと言ってたカフェ。
本当に人がいっぱい。





1日たくさん歩いて、いっぱいお土産を買って、くたくたになったので
夜はアパートに帰って私が日本からお土産で持ってきたこれを使って
みんなでごはんを作ることに。


金沢市民の味。まつやのとりやさいみそ。
寒かったのでお鍋はちょうど良かった。
ベルギーにはお鍋に入れるような野菜があまりないので、
こちらにあるもので合いそうなものをチョイス。
(ちなみにベビーコーンと白アスパラガスが美味しかった!)


料理人のヤコブがささっとサラダも作ってくれて。
これがすごく美味しかった!
最後に、これもお土産で持って行った「特別栽培米コシヒカリ」でおじやを作ったら
これもまたすごーーーーく美味しかった。

いいキッチン。


豪華な食事もいいけれど、みんなで作って食べるのって
美味しくて、楽しくて、大好き。
本当はもう一人…
マルコもいるんだけどこのときはお出かけしてて一緒に食べれなかった。残念。


この2人は本当に兄弟みたいで、見ていて微笑ましくなってしまって
ヤコブは本当に優しくて、
この日行ったお店も、どこに行ってもトモくんの友達がいるという感じで
みんな初めて会うわたしにもとてもフレンドリーでいい街だった。 
彼はこの街に来て本当によかったな、と勝手に思ってた。

外側から見ると、日本の良さとそうでないところ、
ヨーロッパの良さとそうでないところ、両方が見えた。
ひとつの場所にだけいるとどうしても視野が狭くなる。
自分の国、自分の立ち位置を俯瞰して見る。
違う角度から見る。

人それぞれ、見ている対象が同じでもどこから見るかによって
見え方は違くて、でもそれはどれも正解なんです。
だから何が間違っている、とかじゃなくて、
それでも私は広い視野でものごとを見たい。
この角度から見たらこう見えるし、この角度から見たらこう見ることもできるねって
俯瞰で見られる自分でいたい。

ヤコブが教えてくれた英語。
「It's a all matter of perspective」
一月三舟。人はどの立場から見るかによって見え方がちがう。
取りようだよ、みたいな意味。

人生はどんな可能性もあって、
トライすることが大事なんだね。
結果よりも過程。
どんな風に生きたいか。
遅すぎることなんてなくて、いつでも、外側から何かを見て知ったら行動すればいい。

彼らと話せて、本当に良かった。
アントワープに来られて本当によかったな…。



 そして移動遊園地が来ていると聞いて、連れてってもらいました!
移動遊園地っていうからどんなのかと思ったら
めちゃくちゃ大規模!!
夜中12時を過ぎてもやっていて、
大きなサウンドシステムから大音量で音楽が鳴り響く…
大人の遊園地という感じ。。



移動遊園地ってどれくらい安全性保障されてるのかな…とドキドキしつつ
まぁ川まで飛んでいったら飛んで行っただよね!!
と高速空中ブランコ乗りました!
風で相当揺れる&遠心力&上下するでスリル満点で笑いが止まりませんでした!
あんなに叫んだのはいつぶりだろう…


空から見たアントワープの夜景は美しかった。
(常に回転してるけど)


今回の旅で私にはもうひとつのテーマがありました。

「インラケチ」

古代マヤの言葉。あなたはもう一人のわたし、という意味。

自分の外側にあるものが自分の反映だとするならば
自分の外側の世界を見ることで自分の内側を知ることができると思った。
自分がこの旅で経験する出来事、出会う人々、感じる感情…
それがどういうものかで自分が今どこに立っているのかを確かめようと思った。

だから外側の世界を見るために旅に出たけれど
それは自分の内側を見ることでもあったのです。


今回の旅での一番の宝物は人との出会い。

本当にいい人達に出会えて、いい時間が過ごせて、素晴らしい旅でした。

きっと私が今立っている場所は間違っていないんだろうと思えた。

この旅で出会えたすべての人、すべての出来事にありがとう。

そして、この旅をコーディネートしてくれた今さん、
本当にありがとうございました。
私一人では実現できなかった旅。


出発の日の朝、完全に寝不足の中
トモくんがアントワープの駅まで送ってくれて、
電車に乗ってブリュッセル空港へ。
ありがとう。また来るね。(来てもいい?)
ベルギー、いい国だったな。








窓の外の景色を眺めていたら少し離れた席から
子供がお父さんと一緒に
「Bye bye Belgium,  Bye bye EU」
って言ってる声が聞こえた。



私も一緒につぶやいてみた。









「Bye bye Belgium,  Bye bye EU」



6.10.2013

voyage...6

パリの朝は明けるのが遅い…



まだ薄暗い時間に起き、重いスーツケースを引きづってメトロへ…

パリで滞在していたホテルのフロントのムッシュは
いつ寝てるんだろう…というくらい
朝早くから夜遅くまでいつも一人でフロントにいて、
少し頼りない感じの…
(チェックインのときも1分待ってて、といわれて10分くらい待った笑)
でも親切ないい人でした。

彼が他のお客さんからどやされないことを願いつつ、
(どやされてるところに何度か遭遇した)
北駅へ。
あっという間のパリでした。
行きたいところがまだまだたくさんあったけれど、
それを理由にきっとまた来よう。


Au revoir,Paris!


タリスに乗って最終目的地、アントワープへ向かいます。
フランス国内を走るTGVとはまた雰囲気が違う。
こちらは英語なので安心。



2時間程であっという間にアントワープに到着!



駅すごい!!


アントワープ在住の友人が駅まで迎えに来てくれました。
ここからは1人じゃないので安心。

ついにここまで1人で辿り着いた…!
達成感…。
言葉のわからない国での買い物、メトロ、カフェでの食事、
初めて行く駅で高速列車に乗る…
すごく些細なことだけど、ひとつひとつ出来たことが増えていくと
小さな自信になりますね…。


今日は友人が仕事が終わるまで一人で街をブラブラ。

とりあえず、ルーベンス像とネロとパトラッシュにも出てくる聖母大聖堂。



 フランスとは建物も全然ちがう…でもこちらも童話に出てきそうな町並み。
アントワープは街自体もそんなに大きくなくて、なんだかかわいい。



川…?
静かで、のんびりした時間が流れています。

側にかわいいお城!





一軒家の素敵な家具屋さんを発見!


ファブリックのディスプレイおもしろい。


ペンキが並んでるだけなのにかわいい。



すぐ近くにあったチャーリーとチョコレート工場みたいな
チャーミングなショコラティエにも迷い込みました…




ヨーロッパで一番うらやましかったのが花市。
日本にもあればいいのに!!!




はいっ庭好き。
ここでも見つけました。ボタニカルガーデン。


あれっ、でもなんだか変わってる…


 シュール…


グリーンとアートがミックスしてる。
鳥の鳴き声がすごくて、気持ちのよい空間でした。


やっぱりガーデンがすき。



そして仕事終わりの友人のオフィスにおじゃましました。
専門学校のときクラスメイトだった彼はChristian Wijnantsというメゾンで
パタンナーをしています。
デザイナーのクリスチャンもミーティング終わりで出て来て、
とっても気さくに挨拶してくれました!


先日、ウールマークプライズでグランプリを獲ったChritian Wijnants。
出発前にたまたまvogueのブログに書かれているのを見ました。
(ウールマークプライズってこんなすごい賞だったんだ…)
このコレクションのパターンもすべて彼がひいてます(!)
夜はお魚の美味しいお店に連れてってもらって、たくさん話をしました。
なかなか体験できない壮絶な人生を体験してここまで辿り着いた友人Tomoくんは
イエスとノーしか英語が話せない状態でアントワープに来て、
数シーズン、クリスチャンのメゾンでパターンを引き続け、
コレクション前はもう服を作りたくないと思う程のハードワーク…
このコレクションのショーの後、クリスチャンがランウェイから降りて最初に
彼のところにやってきて、「トモのおかげでいいショーになったよ、ありがとう。
ハードワークさせてごめんね」って言ったのだとか。
聞いてるだけで、泣きそうになっちゃった。

本当にリスペクトしてる友人。

(ちなみにアトリエにおじゃましたとき、ランウェイにも登場してるモデルさんがいたんですが顔が同じ人間と思えないほど小さかった…がーん)



ディナーで連れて行ってもらったお店。ここのお魚美味しかったな…



アントワープ滞在中はトモくんが友人とシェアするアパートに泊めてもらいました。
ここに来るまで、ホテルはバスタブがなかったので全くお風呂に浸かれず…
彼が気をきかせてお湯をためてくれました…
しかも泡風呂にディプティックのキャンドルまでともしてくれて(優しい!!)
同居人のヤコブが「romantic bathだね〜♪」と。

2人が英会話レッスンしてる間、
アイフォンでまったりとしたジャズを流しながら
ゆーっくりお風呂につからせてもらって、旅の疲れが一気に癒されました。
ありがとう!!







最終日へつづく!



6.09.2013

voyage...5

次の場所へ。
てくてく歩いていたら威厳のある教会に出会いました。



美しいステンドグラスに、ものすごく大きな絵画たち…
その神聖な雰囲気に圧倒され、言葉が出ませんでした。
時間をかけて創られている精巧なものって
絵画にしろ、建築にしろ、彫刻にしろ人の心を動かしますね。



そして、こちらも相当な時間をかけてつくられた作品たち…



「オートクチュール展」を見に来ました。
パリ市民でもなかなか直接見る機会はない展示だそうで、
期間も1ヶ月。長い列がついていました。
繊細なドレスたちは長い期間の照明や展示に耐えられないよね…



空港の入国審査のようなセキュリティチェックをして中に入ります…


まずは2012S/Sのあのグランパレでの美しい青の
シャネル、オートクチュールコレクション。

一着のドレスがトワルから出来上がるまで。
シャネルのトワルが見られるなんて…
死ぬ程繊細にスパンコールがつけられたカメリアの実物もありました。。
イヴ・サンローランやジバンシィ、カルヴァンなんかの直筆のデザイン画と
彼らが実際に描いている映像。
時代を創ってきたデザイナー達のポートレイト。

奥に進むと、前述したデザイナーはもちろんのこと、
1900年代のマドレーヌ・ヴィオネ、ディオール、ランバン、ピエールカルダン、
マルジェラ、バレンシアガなどのドレスやアクセサリーたち。。




気が遠くなるほど時間をかけてつくられていると一目でわかる装飾や、
美しいカッティング、複雑なパターン、贅沢な布使い、、、
時間を忘れて見入ってしまいました。


そして夜は一軒のお宅を訪問。
フランス人の一般家庭でのディナーという
ちょっと変わったツアーをブッキングしていたのです☆

訪ねたのは上品なマダムが一人で住むとっても可愛いお家…


ゆっくりと、たくさんの話をしました。
女性の自立について。。
彼女はおばあさんでしたが、自分のHPを持っていてPCもアイフォンも
バンバン使いこなし、フリーランスで仕事をしているようで
日本料理を作るのが好きなのよ、と家にあるいろんな日本の調味料も見せてくれたり。
自宅でお友達とよく「お料理会」を開いているのだとか。
とってもチャーミングで、楽しそうに自分のフェイスブックページも見せてくれました。

お部屋はどこを見ても可愛く飾られていて…
いくつになっても人生を楽しんでいたい。
人生に対して能動的でいたい。
自立した女性でいたい。
彼女と話して、改めてそう思ったのでした。

「そういえばこの近くに昔ルブタンが住んでたのよ」
なんて、お家まで教えてくれたりして美味しいワインを飲みながら
美味しいお料理をいただきました。
彼女が作ったお好み焼きも食べてみたかったな…


素敵な出会いに感謝。





次の日は行きたかったお店巡り。



ランチはmerciの地下にあるカフェで。
ここにも素敵なガーデンを発見です!
ここで栽培しているハーブ類もお料理に入ってるそう。

 大好きなアスティエ。少しずつ集めています…



地図をあまり見ずに歩いているので、どの建物が何なのかあまりわかっていません…笑


ここにきて、やっとパリらしい風景をみました!


そうそう。フランスっぽい風景といえば
エクスの街でもみんなフランスパンを持って歩いてました。
フランスパンで方向を指し、道を教えるおじいちゃん。
スーパーにはフランスパンの忘れ物。
そしてフランスパンの大人買い…





なんてことをしてたら、到着。
パレ・ド・トーキョー。
実は、マレ地区からずっと歩きました…

結構な距離歩いてます…
ここに辿り着いたときの達成感といったら。笑


シャネル展を見に来ました!


裏の庭から入ります。
ここにも素敵な庭が。


オランダ人のガーデンデザイナーPiet Oudolfによるお庭。
ところが待っている間にすごい雨が降ってきて、
履いていたバレエシューズが絞れるほどびしょ濡れに…


晴れていたら、ここを駆け足で通らずに済んだのに。。

足下が気になってあまりゆっくり見れませんでしたが
展示はひとつひとつが博物館のようにショーケースの中に入れられて、
シャネルのN°5にまつわる写真や資料などが飾られています。

晴れた日に行きたいエキシビションでした…涙





雨のパリ…
きれいだけどね。。


フランスではとにかく食べ物の量が多くて、
大好きなデザートまでなかなか辿り着けない…涙

今夜のディナーはケーキ!という勢いで
延長営業のプランタンでLa Maison du Chocolatの
ほっぺたが落ちるってこういうこと!と思うほど美味しいケーキを食べました。


1日よく歩いた自分にご褒美。

この日は10時間くらい歩きました…。
メトロに乗ったら景色が見れないからもったいない!と思ったけど
最後はただの意地…。

さすがにホテルまではメトロで帰りましたけど…

無事に帰ってこれてホッ。。






次へつづく!